長仙寺境内説明
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本堂(観音堂)
本尊如意輪観自在菩薩を安置する。鎌倉期の作(秘佛)堂は延宝9年(1681)創建。修覆は享保16年(1731)、明治2年(1869)、昭和4年(1929)、(此の時方形造であったものを入母屋造りに)葺替する。木材は総椹(さわら)造りである。
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多賀壽命殿
天保5年(1834)江州多賀神を当山鎮守して勧請する。明治38年焼失。同年現在の建物を再建する。毎年3月の第2日曜日は大祭を奉修、投餅、御輿渡御あり、投餅後は勧請以来の玉取りがある。
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護摩堂
寛文8年(1668)大崎城主中島興五郎の肝煎入りで、老中(元田原城主)戸田忠昌、吉田城主小笠原長頼、新城々主菅沼定治3人で建立。田原市文化財。昭
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薬師堂
平成10年(1998)に旧寺子屋だった講堂を建て替えた薬師堂。長仙寺檀家の位牌をまつっている。本尊の薬師如来の両側には、胎蔵生曼荼羅・金剛界曼荼羅がまつられている。その外側に真言八祖がまつられている。
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山門
天保13年(1842)建立。田原市文化財指定。令和5年(2023)老朽化のため毀損し危険になった為に指定解除。10月21日解体。金剛力士2体は本堂に移置した。
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鐘楼堂
戦時中に金属の供出によってなくなったが、篤志家のおかげで復旧する。大晦日には多くの方たちが除夜の鐘をつきに来られる。
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御旅所
毎年三月の第2日曜日には、この御旅所から多賀壽命殿に向けて、御輿が渡御する。
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三十三観音
境内山門前にある。篤志家のおかげで屋根付きの建物に覆われて大事にされている。
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水かけ地蔵
いわゆる水子地蔵。多くの方が朝な夕なにお参り頂いている。水子供養は予約制で承っている。
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心池(しんいけ)
阿弥陀堂であった多賀壽命殿前にある池。いわゆる心池(しんいけ)である。
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長仙寺霊園
現在は長仙寺檀家のための霊園。長仙寺以外の檀家の方もおられるが、現在は原則長仙寺の檀家の方にのみ使用権をお頒けしている。
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松代姫墓
後小松天皇皇女松代姫の墓所として伝えられている。専門家の鑑定によれば室町時代の五輪塔として貴重なものとのこと。
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法縁塔
承継者のない方のための永代供養塔。納骨後原則3年を過ぎると合葬される。